舞昆コラム

「七草がゆと舞昆で迎える健康新年」の巻

日本には季節ごとに豊作や健康を祈願する伝統行事があり、「五節句」はその代表例として根付いています。一年の最初を飾るのが1月7日の「人日の節句」で、この日に食されるのが「七草がゆ」です。七草がゆは、春の七草を用いた粥で、早春に芽吹く七草の生命力を取り入れ、邪気を払い無病息災を願う意味が込められています。

七草にはそれぞれ縁起の良い意味があります。例えば「せり」は競り勝つ、「なずな」は汚れを払う、「はこべら」は繁栄が広がる、という意味が込められており、「すずな」と「すずしろ」はそれぞれカブと大根を指し、真っ白な清らかさを象徴しているのです。このように、七草には古くからの願いが込められ、また、年末年始のご馳走で疲れた胃腸を休ませる役割も果たしています。

作り方は簡単で、米をたっぷりの昆布だしと少々の酒と塩を加えて炊き、刻んだ七草を入れて出来上がりです。昆布だしを使うことで旨味が引き立ち、さっぱりとした味わいが楽しめます。長年、健やかな新年のスタートを切るための伝統食として受け継がれてきました。

七草がゆに欠かせないのが質の良いだしです。舞昆のこうはらでは、北海道道南産の真昆布極上品をご用意しております。この真昆布は肉厚で繊維質が柔らかく、上品な甘みと澄んだ出汁が特徴で、抽出しただしは七草がゆはもちろん、味噌汁や鍋物にも最適です。また、出汁を取ったあとの昆布も煮昆布や、根菜とお煮しめにしたりしてお楽しみいただけます。

また、忙しい朝でも手軽に使えるお出汁のパック「舞昆旨だし」は、6種類の旨味素材をブレンドし、料亭のような味を簡単に実現できる人気商品です。料理が得意な方はもちろん、料理初心者や自炊を始めたばかりの方への贈り物としても喜ばれています。

ほんのり昆布だしが効いた七草がゆですが、少し物足りないという方はレシピにお塩を足すのではなく、ぜひ、「舞昆」や佃煮、梅干しなどと一緒に召し上がってみてください。中でも「舞昆」は、世界初の塩昆布風発酵食品として開発されました。旨味と栄養素が凝縮され、低塩ながら豊富なミネラルを含んでいますから、食欲を引き立てるだけでなく、七草がゆに添えることで栄養バランスもさらに向上するでしょう。

七草がゆは一年の始まりにふさわしい日本の伝統食ですが、舞昆を添えることでさらに栄養価が高まり、味のアクセントも加わります。お正月の胃腸の疲れを癒し、無病息災を願う七草がゆと、発酵食品の舞昆を組み合わせた健康習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。心と体を整える食文化から、健やかな毎日をお過ごしいただけますよう、心から願っております。

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