10月2日は「豆腐の日」、健康と美を支える伝統食材、豆腐と昆布の巻
10月2日は、日本豆腐協会によって制定された「豆腐の日」です。「とう(10)ふ(2)」という語呂合わせに由来するこの日は、伝統的な健康食品「豆腐」の魅力を再認識する絶好の機会です。また、豆腐は毎月12日も「豆腐の日」とされており、1年を通して私たちの日常に根付いています。
豆腐は高タンパク・低カロリーという特性から、ダイエット食材としても広く知られていますが、昆布との相性は抜群です。昆布は低カロリーでありながら、食物繊維、カルシウム、カリウムといった重要な栄養素を豊富に含んでおり、生活習慣病予防や美容効果にも期待が寄せられています。昆布に含まれる食物繊維は噛み応えがあり、満腹感を促進するので食べ過ぎを防いでくれるでしょう。
昆布の食物繊維にはフコイダンやアルギン酸といった成分が含まれており、これらは高血圧を予防し、コレステロール値を下げ、腸内環境を整えるといった多岐にわたる健康効果があることがわかっています。そして、腸内環境が整うことで肌のコンディションも改善されるなど、美容面でも効果が期待できるのです。
一方、豆腐の主原料である大豆にはサポニンという成分が含まれています。このサポニンには、動脈硬化を促進させる過酸化脂質を抑制する働きがありますが、体にとって必要なヨウ素を排出してしまう特性もあり、これを補うためには昆布やわかめなどの海藻類と一緒に摂取すると良いのです。昆布に含まれる豊富なヨウ素が大豆の欠点を補い、血液をサラサラに保つ役割を果たします。例えば、豆腐やわかめを具材に入れた昆布だしの味噌汁は、理にかなった食べ合わせの一例と言えるでしょう。
これからの季節、身体を温めてくれる「湯豆腐」は、昆布と豆腐の相性を堪能できる絶品料理です。鍋に昆布と豆腐を入れて温めるだけで、上品な味わいのヘルシーな一品が出来ますし、ダイエット中でも安心して楽しめる料理として人気があります。
湯豆腐を美味しく作るためには、昆布からしっかりと出汁を取るのが一番です。舞昆のこうはらでは、出汁用に「山出し昆布」と呼ばれる極上の道南産真昆布がございます。上品で甘みのあるこの昆布からは、最高の出汁が取れるだけでなく、出汁を取った後の昆布は煮昆布にしても美味しくいただけます。
また、出汁をとる時間がない時には、「舞昆旨だし」がおすすめです。利尻昆布をはじめ、焼津の本枯れ鰹節、鯖節、長崎の焼きあご、宮崎の原木栽培椎茸、熊本のうるめ鰯節といった6種類の旨みがブレンドされたこの出汁パックは、手軽に料亭のような味わいを楽しむことができ、忙しいときには強い味方になってくれます。
そして、湯豆腐を美味しく仕上げるためには火加減に注意しましょう。豆腐を沸騰させると、すが入ってしまい口当たりが悪くなるため、じっくりと温めることがポイントです。豆腐と昆布の組み合わせは他にも多彩なレシピが考えられますが、この「豆腐の日」を機に、ぜひ日常生活に取り入れて、健康的で美肌にも良い食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「山出し昆布」や昆布の旨みを最大限に引き出した「舞昆旨だし」とともに、豆腐を取り入れた食生活で、身体の内側から美と健康をサポートしていきましょう。
「山出し昆布」や昆布の旨みを最大限に引き出した「舞昆旨だし」とともに、豆腐を取り入れた食生活で、身体の内側から美と健康をサポートしていきましょう。