発酵が織りなすもの “免疫力”の巻
病気に負けず健康な毎日を送るには、免疫力の維持、向上はとても大切です。
コロナウイルスをはじめとする感染症に対しても、日常的に免疫力を高めていくことが予防になると言えます。
しかし、ストレスが過剰になったり生活習慣が乱れたりすると、正常に機能することができません。また年齢とともに低下していきます。では、どのようなことを心がければ、免疫機能を正常に保ち、高めることができるのでしょうか。
「免疫力」を上げるポイント
1、栄養バランスの取れた食事
免疫機能を維持するためには、良質なタンパク賃、ビタミン、ミネラルが必要です。脂肪や糖分をなるべく抑えるように心がけましょう。
2、適度な運動
運動の習慣をつけることが大切です。うっすらと汗をかく程度の散歩ができるとよいですが、まずは毎日10分でも軽い体操などから始めてみましょう。
3、十分な睡眠
睡眠は体の修復や再生のために不可欠です。睡眠中に体内で免疫細胞が活発に働くため、質の高い睡眠が免疫力の向上に繋がります。
4、体を温める
体温が上がると血液循環が良くなり、免疫細胞が全身に行き渡りやすくなります。
シャワーだけで済まさず、湯船に浸かって体を温めましょう。
5、よく笑う
笑うことはストレスを軽減し免疫細胞の一つであるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させると言われています。たとえ作り笑いでもそのような効果がみられます。気が沈みがちなときは鏡に向かってにっこり笑ってみましょう。
上記の他にも「発酵食品を食事にとりいれること」も上げられます。
発酵食品が免疫システムに与える影響については、以下のような背景があります。
1、 腸内環境を整える: 発酵食品に含まれるプロバイオティクスが腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善することで免疫細胞が活性化されます。
2、 栄養素の吸収を助ける: 発酵によって食材中の栄養素が分解・変換され、体が効率よく吸収できる形に変わるため、体内での免疫反応がサポートされます。
3、 抗酸化作用: 発酵食品に含まれる抗酸化成分が、体内の酸化ストレスを軽減し、免疫細胞の働きを守ります。
4、 消化酵素の供給: 発酵によって生成される消化酵素が、消化を助け、栄養の効果的な吸収を促すことで、体の免疫システムが強化されます。
5、 体温を上げる: 一部の発酵食品には体を温める効果があり、体温上昇が免疫力向上に寄与します。
忙しい日々の中で偏りがちになる食生活ですが、手軽に取り入れられる発酵食品を積極的に取り入れていきたいですね。
天然酵母で発酵熟成させ「直火仕込製法」でじっくり炊き上げた、こうはらの自慢の「舞昆」が毎日の食卓から皆様の健康を支える一助になれば幸いです。