舞昆コラム

“天下の台所”大阪名物塩昆布の巻

かつては「天下の台所」と呼ばれ、
安土桃山時代や、江戸時代に商業の中心地として栄えた大阪。
「大阪の食い倒れ」という言葉もありますように、
全国からおいしいものが集まる場所でもあります。
「大阪名物」と言えば、ビリケンさんやら新喜劇やらさまざまありますが、
塩昆布も大阪名物として古くから世に知られていました。

大阪には各地から素晴らしい昆布が集まるのと同時に、大阪の気候が昆布の保存に適していたので、昔から「大阪の昆布はおいしい」と高く評価されました。
高温多湿の大阪では、昆布を乾燥保存させておくと渋みがなくなり、まろやかな甘味が出るのです。
良い昆布が集まった結果、昆布の扱い方や加工技術が独自に進化していきました。
昆布王国ともいえる大阪で発展したのが、まろやかな昆布だしをきかせた美食の数々と、ご飯には欠かせない塩昆布だったのです。
塩昆布は、戦国時代にはすでに存在していたよう。
戦国武将が出陣するときには武運を祈願して縁起かつぎが行われ、勝ち栗やのしあわびと共に、“戦に勝って喜ぶ”との意味から塩昆布が食べられたと言われます。
もしかしたら、太閤秀吉さんや織田信長、徳川家康などの武将も、塩昆布を食べて
戦場に赴いたのかもしれませんね。

直火仕込製法でじっくり炊いた「塩昆布発酵食品 舞昆」はとろけるような柔らかさと熟成された旨味が特徴です。
上品な甘味とコク、海と太陽の恵みたっぷりの「塩昆布発酵食品 舞昆」は、大阪の昆布文化が現代に花開いた逸品です。
昆布のおいしさを最高に引き出した、大阪名物「塩昆布発酵食品 舞昆」。
大阪の食卓には欠かせない味は、遠方のご友人や、遠くに暮らすご家族へのおみやげにも最適の一品です。

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