舞昆コラム

「ゴッホの夢と舞昆の旨味」の巻

大阪市立美術館では、リニューアル記念特別展として「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開催されます(2025年7月5日~8月31日)。この催しは、フィンセント・ファン・ゴッホの芸術的軌跡をたどるだけでなく、その作品群がどのように現代まで伝えられてきたか、家族の献身を通じて紹介する珠玉の展覧会です。

弟テオが兄の画業を支え、死後はその妻ヨーが膨大な作品や書簡を整理・発信し、さらに息子のフィンセント・ウィレムがコレクションを守り、ファン・ゴッホ美術館設立へとつなげていきました。今回はその美術館所蔵の油彩や素描、日本初公開となる手紙4通を含む作品群を一堂に展示します。なかでも注目は、幅14メートルを超える「イマーシブ・コーナー」です。絵画の世界に没入できる映像体験が設けられており、《花咲くアーモンドの枝》《ひまわり》といった代表作が高精細画像やCGで再現され、ファン・ゴッホの筆致や色彩の躍動感が新たな視点から味わえます。

さて、美術館で感性を揺さぶられたその足で、少し足をのばして「舞昆のこうはら 天下茶屋店」へお立ち寄りいただいてはいかがでしょうか。美術館から最寄りのOsaka Metro・堺筋線「動物園前駅」より一駅、「天下茶屋駅」で下車後、東側の駅前商店街を少し進むと左手に店舗がございます。

当店では、北海道道南産の甘み豊かな真昆布を、直火仕込み製法でじっくり炊き上げた塩昆布風発酵食品「舞昆」を多数取り揃えています。昆布にはもともと食物繊維やミネラルが豊富に含まれていますが、昆布を発酵させることにより、さらにGABAやアスタキサンチンなどの栄養価もアップしました。塩分控えめでありながらも満足感の高いコクのある味わいは、健康志向の方にもご好評をいただいています。

季節の素材を活かしたおすすめには、鹿児島県産のうなぎと肉厚昆布が絡んだ「極旨うなぎ山椒舞昆」や、こちらも鹿児島県産うなぎを使用して、秘伝のたれを重ねづけ、昆布締めでうまみを凝縮した「うなぎ蒲焼昆布締め」等々がございます。常温保存が可能ですから、お中元や帰省のお土産としても安心してご利用ください。また、赤富士が描かれた縁起の良い袋入りや木箱入りの詰め合わせなど、用途に応じた商品展開も多彩です。

芸術と食は、どちらも心を豊かにしてくれるもの、ひいては、ゴッホの色彩と舞昆の味わいはどちらも感性を優しく包み込み、深く染み入って満足感をもたらしてくれるでしょう。この夏、大阪市立美術館で芸術に触れたあとには、ぜひ舞昆のこうはらで、心にも体にも優しい美味しさを味わっていただければ幸いです。

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