管理栄養士の食の知恵

減塩でも、おいしく食べたい。舞昆のうま味を生かす、毎日のひと工夫

「健康のために塩分を控えたい。でも、薄味では物足りない……」そんなふうに感じたことはありませんか。

毎日の食事は、楽しみな時間。おいしさを大切にしながら、無理なく続けられる工夫を見つけたいものです。

まず試してほしいのは、調味料を足す前のひと口と、味付けの順番を変えること。いつもの料理で取り入れられる、小さな習慣をご紹介します。

1舞昆のうま味を、料理の味付けに

「つくだ煮=塩分が強そう」。そんな印象をお持ちの方もいるかもしれません。

でも、舞昆には、ごはんにのせるだけではない使い方があります。昆布やきのこのうま味を、お料理の味付けに生かすという楽しみ方です。

例えば、いつもしょうゆを加えているあえ物に、刻んだ舞昆を少量加えてみる。まずはしょうゆを入れずに混ぜ、ひと口味わってみてください。舞昆のうま味や甘辛い味わいが加わることで、いつもとは違うおいしさが見つかります。

減塩を意識するときも、「うま味を生かして、ほかの調味料を控える」という工夫を。

舞昆を、そのおいしい味方として活用してみませんか。

2しょうゆを足す前に、まずひと口

冷ややっこ、おひたし、焼き魚。食卓に並ぶと、味を確かめる前にしょうゆをかけていませんか。

まずは、そのままひと口。すでに味付けされている料理なら、追加しなくてもおいしく食べられるかもしれません。

足す場合も、小皿に取って必要な分だけつける方法があります。厚生労働省も、味を確かめてから調味料を使うことや、直接かけずにつけて食べる工夫を紹介しています。[参考1]

3舞昆を使う日の、味付けの順番

いつもどおりのしょうゆや塩で味付けしてから舞昆を加えると、味が濃くなってしまうことがあります。舞昆を加える、味を確かめる、必要なら調味料を少しずつ足す。この順番で試してみましょう。

  • 温野菜に:水気を切った温野菜に、刻んだ舞昆を少量ずつあえる。
  • 冷ややっこに:舞昆と大葉をのせ、しょうゆをかける前に味わう。
  • 混ぜごはんに:舞昆といりごまを混ぜ、追加の塩は味を見てから考える。

舞昆の味わいに、大葉やしょうが、ごまなどを組み合わせる楽しみ方もあります。ご家庭のお好みに合わせて、おいしい組み合わせを探してみてください。

4「食塩相当量」を見る習慣を

食品を選ぶときは、パッケージの栄養成分表示にも目を向けてみましょう。塩分を確認する目印になるのが、「食塩相当量」です。[参考2]

舞昆は、10g当たりの食塩相当量が約0.8gというのが目安です。

舞昆を料理に加えるときは、この塩分も料理全体に含めて考えましょう。例えば、舞昆10gを2人で分けて食べるなら、舞昆からとる食塩相当量は1人当たり約0.4gになります。

※数値は目安です。お使いの商品の栄養成分表示をご確認ください。

表示の数値だけでなく、「何g当たり」「何食分当たり」の表示かも確認すると、自分が食べる量を考える手がかりになります。舞昆や旨だしを料理に使うときも、商品の表示を確認しながら量を調整してください。

5一品だけでなく、食卓全体を見渡す

主菜がしっかりした味付けの日は、副菜を香りや食材の味を楽しむ一品にしてみる。汁物は具を増やし、盛り付ける汁の量を控えめにしてみる。

厚生労働省も、具だくさんの汁物にして汁の量を減らすことを、減塩の工夫として挙げています。[参考1]毎回すべてを変えようとせず、「今日はここを工夫してみよう」と考えるところから始めましょう。

まとめ今日のひと工夫は、「足す前に、味わう」

まずは今日の一食で、調味料を足す前にひと口。舞昆を料理に使う日も、その味わいを確かめながら、ほかの調味料を調整してみてください。

「この組み合わせ、おいしいね」。そんな発見を重ねながら、毎日の食事を楽しんでいきましょう。

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