10月はピンクリボン月間。健康は日々の食事から~
10月は「ピンクリボン月間」。乳がんの早期発見・早期治療の大切さを呼びかけるこの活動は、近年ますます広がりを見せています。街中では建物がピンク色にライトアップされ、企業や自治体でも啓発イベントが数多く開催されるようになりました。かつては限られた人だけが知る運動でしたが、いまや幅広い世代に認知が広がり、社会全体で女性の健康を支える大きなうねりとなっています。乳がんは日本人女性が罹患するがんの中でも特に多い病気ですが、定期的な検診を受けることで早期発見につながる可能性が高まります。大切な家族や仲間と健やかな日々を送るためにも、まずは検診の受診を心がけたいものです。
さて、健康を守るうえで欠かせないのが「日々の食生活」。どんなに医療が進歩しても、毎日の食事が心と体を支える基本であることは変わりません。特に、日本の伝統的な発酵食品は、昔から人々の健康を支えてきました。味噌、醤油、納豆、漬物など、発酵の力で食材のうまみが引き出され、同時に栄養価も高まります。
私たち「舞昆のこうはら」では、昆布を独自の製法で発酵熟成させることにより、現代の食卓に寄り添う新しい発酵食品を生み出しています。昆布そのものが持つ豊かなミネラルや食物繊維に加え、発酵の過程で素材の持ち味がいっそう引き立ち、毎日の食事に自然な彩りを添えてくれます。大阪公立大学との共同研究によって、果物や大麦、びわの葉などを発酵原料に取り入れた「舞昆」は、うまみ豊かでありながら体にやさしい佃煮風の発酵食品に仕上がりました。

発酵食品の魅力は「おいしさ」と「続けやすさ」。特別なことをしなくても、ごはんに添えるだけで手軽に取り入れられるのが嬉しいところです。無理なく毎日の食卓に加えられるからこそ、長く続けることができ、結果として健やかな暮らしを支えてくれるのです。さらに、発酵食品は季節の移り変わりとともに体調を整える手助けにもなります。夏の疲れを癒やし、冬に備えて体をいたわる。そんな「食べる習慣」が、毎日の積み重ねとして未来の健康につながるのではないでしょうか。

ピンクリボン運動が私たちに伝えているのは、「健康を守るためにできることを、今から一歩踏み出す大切さ」。検診を受けることも、食生活を見直すことも、小さな行動から始められます。大切な人の笑顔と自分自身の元気のために、今日の食卓に「発酵の恵み」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
私たち舞昆のこうはらは、発酵食品を通じて皆さまの健康で豊かな暮らしを応援しています。これからも「食の力」で心と体を支える存在であり続けたいと願っています。