舞昆コラム

「ミュシャ展と舞昆で楽しむ堺の一日」の巻

すっかり暖かくなり、ゴールデンウィークも近づいてきました。各種イベントが目白押しのゴールデンウィークですが、文化と美味を楽しむ贅沢なひとときを堺でお過ごしになってはいかがでしょうか。現在、堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)では、特別展「ミュシャ 謎の絵画」が開催されています。この特別展では、チェコが誇る芸術家アルフォンス・ミュシャ(1860–1939)の幻の油彩画『クオ・ヴァディス』に迫り、その創作の軌跡とともに、謎に包まれた作品の全貌が解き明かされるそうです。

縦横2メートル超の大作『クオ・ヴァディス』は、長らく行方不明だったものの1979年に再発見され、古代ローマの邸宅で少女が大理石像に口づける幻想的な場面が描かれたものです。その背景や人物の謎に迫るとともに、堺の伝統工芸「堺緞通」によって織られた、ほぼ実寸大のタペストリーもこの特別展にて初公開されます。これは、まさに芸術と技術が融合した一枚です。

また、館内は5つのパビリオンに分かれ、1900年のパリ万博関連資料や版画、挿絵、演劇ポスター、ジュエリー作品まで、ミュシャの多彩な表現世界を存分に味わえるようになっています。無料音声ガイドや絵画になりきれるフォトスポットなど、五感で楽しめる構成も魅力です。

そんなアートの感動に包まれた後は、ぜひ「舞昆のこうはら堺東店」へ足をお運びください。ミュシャ館からは、徒歩約5分のバス停「阪和堺市駅前」から南海バスに乗り、約11分で南海高野線「堺東駅前」に到着します。当店は、そこからすぐの南海堺東ビル南館3階にございます。

当店では、大阪公立大学との産学連携により生まれた、世界初の塩昆布風発酵食品「舞昆」をはじめ、健康と美味しさを両立した昆布製品や佃煮を多数取り揃えました。舞昆は、昆布に果物や大麦、さらには枇杷の葉などを加えて発酵させたもので、GABAなどの豊富な栄養素を含んでいます。「美味しくて、体にも優しい」と多くの方から高評価をいただき、長らくご愛用いただいてまいりました。

またこの時季は、母の日の贈り物や帰省の手土産としても舞昆は大変人気です。縁起の良い赤富士が描かれた袋に入ったものや高級感漂う木箱入りの詰合せなど、多彩な商品を取り揃えていますが、中でも春限定の竹の子舞昆は毎年ご好評をいただいております。アール・ヌーヴォーの装飾美に心を潤した後は、大切な方やご家庭の食卓に華を添える味覚の芸術を、ぜひお試しください。

美術と食、堺の伝統が交差するこの街で、心と体に響く一日をお過ごしいただけますように願っております。

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